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宗教教育

宗教教育は、学院のあらゆる
教育活動の基調です

宗教教育は、宗教の授業・行事・日々の活動のなかで行われ、学校生活全体を通して「祈る心」と「キリスト教的価値観」を身につけるよう指導がなされます。StageⅠからStageⅢまで、生徒・児童の成長過程に配慮したカリキュラムが計画されています。
何より、すべてのStageを貫いて本校宗教教育の底流にあるのは、教育に関わるすべての職員が「ひとつの心」「一つの魂」となって「児童・生徒の一人ひとりへの教育愛」に生きようとする創立者以来の情熱です。

学びの流れ

StageⅠ

祈りに親しみ
宗教的情操を装う

学校生活の折節で「祈り」に親しむ習慣を身につけ、感謝の心を育みます。宗教行事への真剣な参加を通して宗教的情操の基礎を養うほか、旧約聖書の物語を学び、神様が私たち人間を救ってくださるかたであることを知ります。また新約聖書の物語を学び、イエス様の言葉や行いに親しみ、その愛にふれます。

StageⅡ

新約聖書の学習を通じて
イエス様の言葉と出会う

思春期をくぐり抜ける不安定さの中で、神に愛されている自分を「良いもの」として受け止め、他人をも愛することができるように導きます。「超越者」に対する「畏敬の念」を育て、目に見えない大切なものを学び取ろうとする姿勢を養い、呼吸を整えて正しく座ることを習慣化し、マインドフルネス=「今、ここに生かされていること」の感覚を習得します。また新約聖書の学習を通じて、知的側面からもイエス様の言葉と出会い、そのメッセージを深く味わいます。

StageⅢ

自らの生き方、使命を考え、
ビジョンを構築する

本校教育の最終段階として、自らの生き方を方向付けし、人生で果たすべき使命に気づくように導きます。生命の連環のなかで、愛と感謝のうちに自分のいのちを捉え、感性のみならず理性を用いてキリスト教のメッセージを理解し、イエス様や先人の生き方にふれることで、自己の生き方についてビジョンを構築します。また自分自身と自分を取り巻く社会への認識を深め、自分の生き方を考え、選択できるように成長します。

StageⅠの宗教教育

神様ってどんなお方?

〇神様を好きになる。
〇神様に愛されていることに気づく。
□わたくしたち人類の「お父様」である神様を知り、祈りを通して神様と親しくなる。
□救い主であるイエス様が、私たちといつも一緒にいてくださる喜びを味わい、イエス様への信頼を深める。

担当教員からのメッセージ

中條先生

毎日のお祈りや宗教の時間に聞くお話を通して、神様は、私のことも家族のことも友だちのことも、そして世界中の人を大切にしてくださることを知ります。神様に見守っていただきながら安心して学校生活を送ることができるように、お祈りを通して神様に心を向けていきましょう。

中條先生

StageⅡの宗教教育

私って、私たちってなんだろう? 神様の前で静かに考える

〇神様からいただいた愛を、ほかの人と分かち合おうとする心を育てる。
〇いつくしみ深い神様のまなざしを感じながら、自分自身そして他者を大切にする心や態度を養う。
□さまざなま宗教行事の背景にある、この学校が「大切にしているもの」を知る。
□新約聖書の成り立ちを学び、イエス様とその母マリア様の生き方にふれる。
□一人ひとりの大切さと使命について気づき、神の創造の豊かさを味わう。
□黙想会では、振り返りを通して集団の一員としての自己を発見する。

担当教員からのメッセージ

平林先生

心も体も大きく変化し成長するStageⅡの時期。この時期ならではの感性とナイーブさを大切にしながら、両手を大きくひろげてあなたのことを受け容れてくださる神様のことを静かに考えましょう。

平林先生

Stage Ⅲの宗教教育

自分に与えられた生き方とは? 使命とは?

〇聖書が説く価値観を理解し、人々と幸せに共生する道を模索する。
〇聖書が説く「幸せになる方法」を理解し、自分と他者の幸せな生き方を選択する。
□善悪や良心について学び、いのちの尊さと平和について考える。
□キリスト教の成立とその背景について学び、イエス様がその生涯を通して伝えたメッセージを理解する。
□旧約聖書の人間観・世界観を理解し、イスラエルの救いの歴史を通して現代の世界と自分自身を見つめる。
□キリスト教的価値観を確認し、将来へ向け自分の生き方や使命について考える。

担当教員からのメッセージ

西口先生

大いなるものとの繋がり(religion)の中で生かされ、神と人との響き合い(persona)を生きる存在として、小林聖心で学ぶ生徒たちがかけがえのないいのちを大切に、一人ひとりに与えられた使命を果たしていってほしいと思います。

西口先生

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