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奉仕活動

多様な奉仕活動を通して、社会に働きかける力や人間性を育む

「誰かのために自分の力を使う」という奉仕の精神を創立当初から大切にしています。各種福祉施設でのボランティア、フィリピンやハイチ、インドネシアなどの諸外国への支援や募金などを通して広く社会に目を向け、貢献します。

学びの流れ

StageⅠ

おにぎり募金など身近な活動から始まり、奉仕に取り組む意義について学び、少しずつ活動の幅を広げていきます。

StageⅡ

寄付のための雑巾縫いや、フィリピンの子どもたちへのおもちゃ・教材作りなどを通し、社会に目を向け、人のために自分を役立てる姿勢を養います。

StageⅢ

募金活動など自分たちに何ができるかを考え、世界の動向に敏感に目を向け、惜しみなく働く行動力を養います。

StageⅠの奉仕活動

おにぎり募金などの身近な活動から始め、海外で働くシスターや上級生からのお話を通して奉仕に取り組む姿勢を学びます。

取り組み例

銀杏募金

ハイチについて学びながら、人のために自分の力を
使う奉仕の精神を学ぶ

約40年前の児童会企画で始まった銀杏募金。はじめはインドシナ難民のための募金でしたが、ハイチのマザーテレサといわれるシスター須藤とのつながりの中で現在はハイチでの医療や教育のための募金活動となっています。上級生がハイチについて学習したことを下級生に伝え、募金のお礼に自分たちが袋詰めした聖心の銀杏をお渡しします。できることは小さいですが、人のために自分の力を使う奉仕の心を養う体験となります。

おにぎり募金

ほんの少しの我慢からのスタート。
1年生から奉仕の心を学ぶ

週に1回はお弁当をおにぎりだけにして、おかずの分の費用を募金します。1年生から世界の中で食べるものがなくて苦しい思いをしている子供たちに心を馳せ、心を込めて募金することを大切にしています。小学校奉仕部の児童が関わって、集まったお金は、国内の施設やフィリピン、インドネシアの子供たちのために使われます。

奉仕部の活動

自分にできることを探し、実行する

全校生に呼び掛け、おにぎり募金を集めたり、ベルマークを集めてのじぎく学園に送ったり、牛乳パックを集めたり、切手を集めたりして活用していただけるところに送ったりする活動をしています。災害が起こった時に国内外を問わず迅速に手助けができるよう提案もします。本学院ならではの奉仕活動です。

落ち葉掃き

自分の力を使って働く喜び

秋になると、人工芝や南庭にたくさんの葉が落ちます。気がついた高学年の児童が自分から進んで掃いてくれます。寒い中でも一生懸命にすると体が温まってくるようです。手袋をしていても大きな竹ぼうきで掃くことは子供たちには大変そうですが、「一生懸命掃くのは楽しいんだよ。」という声を聞くと、うれしくなります。

担当教員からのメッセージ

百々先生

世界中で活躍している聖心会のシスター方のお話を伺うことで世界への目が開き、自分の力を人のために使うことの喜びを感じられる児童が育つのだと思います。本学院の伝統として続けている奉仕活動のためには「気づく」ということが欠かせません。自分に何ができるかを常に考えながら、手を差し伸べることが自然にできる、そんな児童の成長を楽しみに見守っています。

百々先生

StageⅡの奉仕活動

お金や物を集めるだけではなく、支援先の社会的な背景を知り、そこに暮らす人々とのかかわりを大切にしながら、人のために役立つという喜びを体験していきます。

取り組み例

聖心の祝日

6月の聖心の祝日記念行事では、ミサ(またはみことばの祭儀)があります。この日は、イエスのみこころの愛をよりよく知り、その愛を人々と分かち合うための奉仕の日です。フィリピンの幼稚園の子どもたちが使う教材作りや雑巾縫いなどの奉仕活動に沈黙で取り組みます。

釜ヶ崎への帽子編み

毎年冬には釜ヶ崎への支援活動として帽子編みや古本集めをしています。クリスマスのプラクティス期間中は、自分の心にイエス様をお迎えし、一日一日、沈黙の中で過ごします。釜ヶ崎の人たちのことを思い浮かべながら、一編み一編み心を込めて作り、完成したものをお届けします。

フィリピン募金

フィリピン募金は、月1、2回年間を通して行っています。集まった募金は聖心会がフィリピンで運営している「みこころの家幼稚園」に通う子どもたちの教材費や給食費として活用されます。本学院とフィリピンとの長いつながりと温かさを感じる募金活動です。Stage IIIになりフィリピン体験学習に参加し、現地を訪れる生徒もいます。

里親募金

月1、2回年間を通して行っている里親募金で集まった募金は、「ESAアジア教育支援の会」を通して、インドやバングラデシュに送られます。社会的事情や経済的理由で教育を受けられない子どもたちのために使われるということを知り、日常生活の小さな幸せを感じるきっかけとなります。

担当教員からのメッセージ

仲野先生

本学院の奉仕活動には、自分の周りの人々をはじめ、世界の人々のことに思いをめぐらし、自らを捧げる心を育む機会があります。12年間で取り組む多くの活動を通して、広い視野を持ち、社会に向けて働きかける力が少しずつ培われていく一人ひとりの姿を嬉しく思います。誰かと支え合う中で感じる豊かさを持ち続けてほしいと願っています。

仲野先生

StageⅢの奉仕活動

校内外で取り組まれている奉仕活動に参加し、お互いに体験を分かち合い、国際的な支援のあり方を模索し続けます。学びを共有することで、先輩から後輩に奉仕の精神を受け継いでいきます。

取り組み例

聖心の祝日

6月の聖心の祝日記念行事では、ミサ(またはみことばの祭儀)の後、雑巾縫いをしたり、体験学習と関連した講話をお聞きしたりして、より良い社会を築くために何ができるかを考えます。12年生は今まで本学院で過ごし、感じ経験してきたボランティア活動について語り合います。

シエラレオネ募金

年間を通して、シエラレオネ募金を月1回行っています。集まった募金は「ともに歩む会」に送られ、給食支援や教育支援として使われます。奉仕ファミリーが定期的に奉仕部誌を発行して、シエラレオネの現状を伝え、募金の集計結果を報告することで、一人ひとりの力が大切であることを伝えます。

奉仕ファミリーのディスカッション

定期的な奉仕活動に加え、その時々に必要なことを奉仕ファミリーが中心となって考えています。謙虚な心を忘れず、様々な立場の人と共に生きるために自分たちにできることや課題をディスカッションする奉仕ファミリーの熱意が、本学院全体の奉仕活動における推進力になっています。

緊急募金

県内や国内だけではなく、世界で災害などが起こった時には、緊急募金を呼びかけています。奉仕ファミリーが奉仕部会を開いたり、朝礼の時間に状況を伝えたりして、Stageの枠を越えて合同で募金を行います。

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