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英語教育

国境を超えて他者のために行動できる人へ。そのための道具として英語力を鍛えます。

ステージごとのアプローチ

StageⅠ

歌やチャンツで自然に
英語の
土台が身につきます

「聞く」「話す」を重視し、歌やチャンツで楽しく繰り返すことで自然に英語を身につけていきます。また、音と文字を関連づけたフォニックス指導により「読む」「書く」活動にも繋げていきます。

StageⅡ

正確な発音と文のルールを
理解することで思いを
伝えます

さらに音声学習を大切にしつつ、正確に理解したり、発信したりできるよう、文のルールに関する学習を開始し、「読む」「書く」の基礎を固めます。また、身の回りのことについてやりとりできるよう、身近な話題についての言語活動を行います。

StageⅢ

多様な表現力を
身につけます

文のルールを復習しつつ、社会的かつグローバルなテーマの内容について、より多様な表現や語彙を学び、4技能をバランスよく伸ばします。Native teachersのクラスではディベートやディスカッション、プレゼンテーションを多く取り入れます。

StageⅠの英語教育

楽しみながら学んで、
段階的に英語力を伸ばします

Stage Iでは、1年生から1クラスをさらに2つに分けて10名程度の少人数クラスでネイティブの教員と日本人教員による英語だけの授業を行います。
歌や詩、物語の暗唱で楽しみながら、少人数で確実に一人ひとり英語の発音を習得していきます。

取り組み例

SMILE TIME

朝の15分間を使って、綴りと発音の規則性を学ぶ「フォニックス学習」を取り入れています。

インタビューテスト

ネイティブの教員による一人ひとりの面談形式のテストを実施しています。ネイティブの先生との対話を通して、英語力をより正確に測り、日々の学習に活用しています。

担当教員からのメッセージ

Shiosaki先生

身につけた英語力を
社会のために役立てて
ください

英語を学ぶ目的は、英語を使って人や社会のために役立つ人になることだと、私は考えています。本学院で学んでいる子どもたちには、身につけた英語力を国境や文化の違いを越えて、他者の幸せのために生かせる人へと、成長してほしいと願っています。

Shiosaki先生

StageⅡの英語教育

世界の人々と繋がるための
コミュニケーションツールに

StageⅡでは、5年生から英文法の学習を開始し、基礎から丁寧に学びながら、これまで習得してきた「聞く」「話す」を「読む」「書く」へ段階的に繋げていきます。文法事項が段階的に身につくことで、同じ内容を伝える時にも、さまざまな言い回しが使えるようになり、表現力が豊かになります。

取り組み例

5年生からの英文法

本来は中学校から取り組む英文法学習を本校では小学校5年生から実施します。何度も繰り返すことで少しずつ定着させていきます。また、これまで呪文のように唱えていた英語にきまりを見出せることで、英語を活用する力につながっています。

国際理解教育

世界中にある聖心の姉妹校とのネットワークを活かして、異文化交流を行っています。6年生は、海外の姉妹校から留学生を迎え、書道や茶道、百人一首などの日本文化を英語で伝える活動を通して、国籍や文化の違いを超えて海外への関心を引き出します。

習熟度別クラスへ

7年生になると、1学級を中学入試を経て入学した生徒1クラス、併設小から入学してきた生徒2クラスの少人数グループを作って、英語を世界の人々と繋がるコミュニケーションツールとして運用するための素地を身につけます。
8年生からは、併設小のクラスは習熟度別クラスとし、文型、不定詞、関係代名詞、現在完了など、情報をより詳しく伝えるための表現を学びます。自分の学びを大切にしながら、エッセイやプレゼンテーションなど自分の考えを具体的に伝える機会を設け、英語で発信する力を伸ばしています。

インタビューテスト

Stage IIでも個別の面談形式のテストを実施しています。単にならった文を覚えて話すだけにとどまらず、実際のコミュニケーションとして自由に話す要素も入れており、総合的な英語力を測ることを意識しています。

担当教員からのメッセージ

仲野先生

英語を使って興味を広げ、世界に目を向けましょう

英文法や語彙をたくさん吸収し、実際に使うことで、国の文化や歴史を深く知ってください。お互いの意見や考えを伝え合ったり、本を読んだり、資料を作ったりすることで、楽しんで人と関わってほしいと思います。

仲野先生

StageⅢの英語教育

多様な表現力を身につけます

文のルールを復習しつつ、社会的かつグローバルなテーマの内容について、より多様な表現を学び、4技能をバランス良く伸ばします。
Native teachersのクラスでは、ディベートやディスカッション、プレゼンテーションを多く取り入れます。

取り組み例

9年生

9年生は、7年生、8年生と積み上げてきた英語を使いながら、応用力を磨いていきます。英語の基礎力・相手を意識した発表力・社会的な問題への関心を育むことが9年生の英語学習の核となっています。文法学習や長文を読むといった、通常の英語授業で基礎力を養います。そしてその基礎力の上に、ディベートに挑戦し「日本人はもっと着物を着るべき」「日本の店は売れ残った食品を廃棄せずに寄付すべき」「日本人は漢字をこれからもずっと使い続けるべき」「日本は再生可能エネルギーを使うべき」など文化的なものから環境問題まで、幅広いテーマに取り組み、果敢に英語で話していました。ディベートでは自分と反対の意見や立場になって、取り組まなければならないこともあり、いろいろな問題を多面的に考えるチャンスとなります。完璧な英語で話すことではなく、自分の知っている単語を用いて相手が分かるように話すことの大切さを学んでいきます。

Communication English/English Communication I~III

どの学年もインプットとアウトプットの機会をバランスよく持ちながら、確実な英語力がつくように指導しています。10年生では文法の基礎を学ぶ最終段階として、語彙や文法の習得に力を入れるとともに、習った文法や表現を用いたコミュニケーション活動を多く取り入れ、会話文を作ったり、短いパラグラフを書いています。授業で扱ったReadingの内容について、自分の意見を伝えるパラグラフを書いたりする活動では、生徒たちは想像力を膨らませて書き進め、喜々として取り組んでいます。また、中学で履修した文法に自信のない生徒のために、復習講座も行っています。11年生からはテキストとしてNew Treasureを使用し、今まで身につけてきた文法や読解のスキルを活用しながら、世界の文化から理系の実験まで様々なジャンルの長文を精読することを通して、しっかりとした読解力を養います。内容理解だけではなく、それぞれのトピックに関係して自分の意見を書いたり、発表したりする活動も取り入れています。また、11年生では年間を通して、定期的にNews article reading and writing(自分の興味のある英文の記事を選び、英語で要約、意見や感想を書く)にも取り組んでいます。さらに12年生では、他教科で学んだ知識をお互いに共有することで、英文を日常生活と関わりのあるものとして考え、これから社会に出ていく一人として、何ができるかを考えることを大切にしています。

英語表現II/論理・表現 I ~ III ( I は必修。II~IIIは選択科目)

本校では、この科目をNative Speakerの教員が担当し、アウトプットに重点をおいた様々な活動を行なっています。学年が上がるごとに、扱うトピックや活動内容もレベルアップし、ディベートやディスカッション、プレゼンテーションなどを取り入れ、それぞれのトピックに対する理解を深め、自分の意見を構築し、その表現方法を学んでいきます。たとえば、論理・表現I では「リメンブランス・デー」について学びます。 生徒たちはまず、この行事やその背景にある「死について考えることはよりよく生きること」という、キリスト教国の考え方を学びます。 その後、カナダの退役軍人に手紙を書きます。 退役軍人が返事を書いてくれることもあります。 そして、自分がどのように生きているか、どのように記憶されたいかを考え、それをクラスのみんなに発表します。 楽しくてクリエイティブなプロジェクトなので、生徒たちはとても楽しんで取り組んでいます。

本校の特色ある科目

Global Issues (学校設置科目。必修)

グローバル・イシューズは11年生の必修科目です。
この授業では、世界で起こっている重要かつタイムリーな問題に関して、まず生徒は自分自身で考え、その後グループでプロジェクトに取り組みます。戦争や紛争、アフリカ系アメリカ人に対する人種差別抗議運動(Black Lives Matter)などの人権、ホームレス、ステレオタイプ(国籍・宗教・性別など、特定の属性を持つ人に対しての固定観念)などの問題について、表面的な理解ではなく、深く掘り下げるという作業を行います。生徒たちはその中から自分が最も惹きつけられた問題の扉を開き、その扉を通り抜けて、行動に移すということが求められます。行動するということを通してのみ、変化を起こすことが出来るのだということを、この授業を通して生徒たちは学びます。

Advanced English

In this class, we explore aspects of empathy for living things and evaluate relationships with family, teachers, and friends. Students think about decisions that affect others and self based on the strength of their character. Films and Literary Works are the vehicles used to explore these areas. Poetry is one of the prominent modes of transportation. Students read, research, analyze, recite, and create poems. It is a class that teaches much more than English. It is ADVANCED English.


12年生のAdvanced Englishの授業では、英語のスキルだけではなく、英語を使いながらあらゆるものに思いを馳せ、家族・教員・友人との関係を深めることができるようにしていきます。映画・文学作品などを通して、自分を見つめ直し、自己の長所に気づき、それに基づき周りの人や生徒自身に関係する意思決定をします。詩を調べ、分析し、暗誦し、そして自ら詩を作るという時間もあり、歩んできた道やこれからの人生についても考えることができます。

担当教員からのメッセージ

高橋先生

確かな英語力を養いながら、
視野を大きく広げましょう

本学院では、英語の4技能を育む学びだけでなく、これまで身につけた英語力を用いて世界が抱える諸問題について探求するGlobal Issuesのような学習にも力を入れています。社会に出てからも使える確かな英語力を身につけるとともに、世界情勢への理解と共感を深めながら、視野をますます広げてください。

高橋先生

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