校長より
2024.05.20
丘の学び舎 その167
今週は、学院を挙げて、創立者聖マグダレナ・ソフィア・バラの祝日をお祝いします。創立者マザーバラの生誕地フランスのジョアニーの写真が、あちらこちらの掲示板に、ぶどうのオーナメントと共に飾られています。創立者は幼いころからぶどう畑でよく遊びましたので、イエス様の心についてぶどうの木から学びました。
「私はぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。」(ヨハネによる福音書14章)ぶどうの木に枝がしっかりとからまるようにつながっていることをよくご存知のマザーバラは、この言葉の意味を深くかみしめておられたことでしょう。ぶどうの木にしっかりとつながっていることで、美味しいぶどうが実り、人を喜ばせる美味しいブドウ酒が得られるのです。
マザーバラは学校を始めることになった時、聖心で学ぶ子どもたちがぶどうの木にしっかりとつながって、人を愛する生き方ができるよう、心から願われました。そのためには、イエスの聖心から愛を汲み取る必要があります。聖心女子学院で子どもたちに何よりも学んでほしかったのは、イエスさまの心から愛を汲み取ることを学び、自分もイエス様のように、人を大切に生きることです。
今年度のお祝い日も、子供たちがマザーバラの温かいお心をいただくことができますように、心から祈りたいと思います。