校長より
2024.02.13
丘の学び舎 その163
ロザリオヒルの白梅が開花し、小林の丘一面が近づく春の訪れを告げ知らせています。鳥のさえずりも、一層高らかに響き渡るようになりました。今週は気温も上がってくるとの予報です。
学校では、12年生が小林聖心最後の一週間を過ごしています。校長室からは、卒業の歌や送別の歌など、卒業式を準備する歌声が聞こえてきます。歌を聴きながら、一抹の淋しさを感じると同時に、新しい生活に旅立つ卒業生への祝福を祈り願う日々です。
この3週間程で、中高すべての学年の黙想会が終わりました。2日間をかけて、神父様のお話を伺い、祈り、振り返りの時間を過ごします。それぞれの黙想会ノートには、中高6年間分の心の軌跡が書き留められていきます。そして、このノートが、卒業後の一人ひとりの人生に大きな意味を持つということを、卒業生がよく語ってくれます。その時々の自分自身との語らいや、神父様のお話を通して心に響いてきた神様の呼びかけ等、人間としての成長をこのノートの中に発見し、長い人生を支えてくれる糧をいただくに違いありません。
いよいよ、今週の土曜日、12年生は小林聖心を巣立っていきます。卒業生、保護者の皆様、在校生、そして、教職員一同、思いを共有しながら、一人ひとりの門出を見守りた
いと思います。それぞれが旅立つ先々で、「Artisans of Hope希望のつくり手」として歩んでいけますようにと祈りながら、卒業式を迎えることにします。