校長より
2023.12.12
丘の学び舎 その159
秋がすっかり深まり、みこころ坂は落ち葉のじゅうたんになっています。子どもたちは、様々な色の重なる幻想的な坂道を、どんな想いで上り下りしているのでしょうか。
今日は、創立者聖マグダレナ・ソフィアのお誕生日です。1779年のことです。244年前、フランスの小さな町ジョアニーで生まれた一人の女性が始めた学校が、小林聖心の始まりです。神様のなさることは、本当に不思議です。この女性のお陰で小林聖心が始まり、100年が経ちました。在校生、卒業生とそのご家族、そして教職員はもちろんのこと、旧職員や恩人の皆様と広げていくと、この学校を巡って、どれ程多くの方々の出会いと繋がりが生まれたことでしょう。それは小林聖心という大きな共同体であることを、様々な場面で再確認した2023年でした。聖マグダレナ・ソフィアご自身も感慨深い思いで、今年は特に小林聖心を見守っていてくださったことでしょう。
学校では待降節第二週に入り、プラクティスは3日目を迎えました。普段とは異なる静けさが校舎の中に広がっています。StageⅢは朝礼前に、揃ってクリスマスの歌を歌い始めました。4年ぶりです。StageⅡは、口を閉じるのが一番難しい年代ですが、それでも、何とか努力して静けさをつくり、イエス様が来てくださることに心を合わせようとしています。Stage Ⅰは、純真な心でプラクティスに取り組み、小さな手を合わせて、一生懸命お祈りしています。こうして、2023年、小林聖心の学校生活が終わりに近づいてきています。クリスマス・ウィッシングももうすぐです。
いよいよ始まる100周年の先の学校づくりに向けて、今日の創立者のお誕生日には特にお祈りいたします。そして、御保護を願いたいと思います。