BLOG

Top > BLOG > 丘の学び舎 その144

BLOG

校長より
2023.06.26
丘の学び舎 その144

先週の水曜日は、1年生~12年生まで、学校がその名を頂いている「イエスのみこころ(聖心)」を、お祝いしました。「私の中にはいつも二つの炎が燃えています。イエスの聖心に対する愛の炎と生徒に対する愛の炎です。」聖心女子学院は、創立者聖マグダレナ・ソフィア・バラのこの思いを受けて始まりました。

みこころの祝日は、「イエスのみこころ」がどんな心なのかを学ぶ日、そして、「みこころの子ども」という名前を頂いたこの学校に集う生徒が、「みこころ」に似たものとなるように祈る日ともいえます。そして、奉仕体験を通して、人を大切にするという生き方を具体的な行動で実行できるよう、学びます。

コロナ禍にあったこの3年間、十分に行事を行うことができませんでしたが、今年は、それぞれの学年らしい取り組みを行うことができました。ごミサやみ言葉の祭儀と前後して、Stage Ⅰは、日頃お世話になっている物や場所を丁寧に磨きました。Stage Ⅱは、フィリピンの子どもたちのための布の教具づくり、また、様々な施設で使っていただくための雑巾縫いを、沈黙のうちに、心を込めて行いました。

Stage Ⅲは、それぞれの学年に相応しい体験を取り入れながら、福祉について考え、学びました。11年生は、4年ぶりに、身体障がい者支援施設「希望の家」を訪れ、利用者の方々と交流する機会を頂きました。

イエス様は弟子たちに、「ただで受けたのだからただで与えなさい」(マタイによる福音書10:8)と仰いました。みこころの子供も、無償で、見返りを求めることなく、自分自身と自分にできることを、惜しみなく与えることのできる人になれますように。

pagetop