最終日を迎えました。今朝も時間通りに朝食会場に集まり、気持ち良く一日をスタートさせることができました。この4日間、一度も集合時間に遅れることなく集まることができたのは、今後も大切にしてほしい、この学年の力です。
そんな子供たちに神様もご褒美をくださったのでしょう。4日間、宿舎にいる時間や移動中は雨が降るものの、いざ活動をする時間になるとピタリと雨が止みました。
さて、午前中は白川郷・荻町の散策です。昨日、森の中で見た植物が、合掌造りの中でどのように使われているのかを確かめました。実際に見る合掌造りの屋根は想像以上に大きく、屋根裏もとても広いものでした。子供たちからは「雨漏りはしないんですか?」「なぜどの合掌造りも同じ向きに建てているんですか?」など、新たな疑問が出され、学びがさらに深まりました。
午後は、美濃和紙で有名な美濃の町を訪れました。美しいうだつの上がる街並みを歩きながら、提灯作りの職人さんのお話を聞いたり、和紙小物を買ったりしました。かわいい和紙の人形作りにも挑戦し、この旅最後の素敵なお土産ができました。
日本の宝を探すという目的を持って始まった今回のField Trip。まだはっきりと言葉にはなっていませんが、それを考えるための心は十分に耕されたと思います。
嬉しかったことは、この4日間、どこに行っても「素直な子供たちですね」と言っていただいたことです。それは、ただ静かに話を聞けるという意味ではなく、相手の話をしっかりと受け止めて、尽きることなく質問を返してくれるという意味です。しおりはメモでびっしりになりました。素直な人は謙虚に学び続けることができ、真っ直ぐに伸びていきます。
バスの中では大合唱し、時間はしっかりと守り、班の中で声をかけ合い、活動中は素直に学ぶ。いつでも、誰にでも心を開いているこの学年の良さが発揮され、磨かれた旅となりました。
行く先々でお世話になった方々、支えてくださった全ての方々に感謝いたします。ありがとうございました。