3日間続いた創立100周年記念学院祭の関連行事が無事に終わり、児童・生徒は、ほっとした連休を過ごしたことでしょう。連休最終日は春の嵐に見舞われ、久々の登校となる月曜日は、警報の発令に伴い、3時間目からの開始となりました。
ところで、記念学院祭の最終日を締めくくる「Homecoming Day」は、お天気も回復し、たくさんの卒業生や旧職員の方々をお迎えして、素晴らしい一日となりました。キャンパスは再会を喜び、旧交を温める姿で埋め尽くされました。小林聖心ならではの縦のつながりと横のつながりの中で出来上がった大きな「Home」を感じさせられる一日でした。在校生にとっては、自分が属している小林聖心がどのような学校であるのか、学校のアイデンティティを確認するとともに、その一員であることに喜びを感じる一日となったのではないでしょうか。
最後にアンジェラスの広場に集まり、全員でハレルヤコーラスを合唱しました。私にとって、忘れることのできない光景です。ハレルヤはクリスマスで歌い継いできた曲で、卒業生は楽譜なしで、自分のパートをしっかりと歌うことができます。3部の声がアンジェラスの広場いっぱいに広がりました。懐かしさと感動で胸がいっぱいといった表情で、思いっきり声をあげて歌ってくださいました。
「聖心女子学院はイエスの聖心に結ばれたひとつの家庭です。」という創立者の言葉が遺されています。この学校で過ごした何年間は、児童生徒にとって、楽しいことばかりではなかったかもしれません。しかし、互いを大切にし、助け合い、励ましあい、共に生きたという温かい記憶が、一人ひとりの今を支える糧となっているのであれば、それ以上嬉しいことはありません。小林聖心がいつまでも皆様の「Home」でありますように。ご来校くださった皆様、ありがとうございました。