先週の厳しい寒さから少し解放され、今日、学校は明るい日差しに包まれています。「10年に一度程の寒さ」と報道されていましたが、確かに、先週は、小林聖心では珍しい、本格的な雪景色を眺めることができました。子どもたちは大はしゃぎ。雪合戦や、雪だるまつくりをして楽しみました。
雪が解けた後、小学校前庭のパンジーを見ると、雪の重みでぐったりと元気を失っているのがわかりました。雪や霜に強く、耐寒性に優れた植物であるとはいわれますが、それでも先週は堪えたに違いありません。温かい光を浴びて、今週は、また明るい顔が戻ってくることでしょう。
中高では、先週は7・8年生、そして、今週は9年生、来週は10~12年生と、黙想会が続きます。先週の7・8年生の黙想会で、両方の学年の神父様が、「思い悩むな」というメッセージを伝えておられたのが印象的でした。お二人の神父様の話は、もちろん福音書に基づいています。「『何を食べようか』『何を飲もうか』『何を着ようか』と言って、思い悩むな。・・・あなたがたの天の父は、これらのものがみなあなたがたに必要なことをご存じである。 何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。 だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。」(マタイによる福音6:31~34) 混沌とした時代を生きていく子どもたちには、日々の思い悩みを委ねて、神様への信頼を育んでほしいものです。
厳しい寒さの中にも、春の光を感じさせられる季節となってきました。この寒さの中で準備されている春を楽しみにしながら、学年末、子どもたちが活き活きと命を伸ばしていきますように。黙想会の恵みを祈り続けたいと思います。