校長より
2022.10.11
丘の学び舎 その188
先週の土曜日、StageⅢ体育祭が行われました。お天気を心配した一週間でしたが、前日までの雨も止み、運動場も程よいコンディションで、熱中症の心配もいらない体育祭でした。
実力の拮抗した4学年が本気になって熱戦を繰り広げ、創意あふれる学年の創作ダンスは素晴らしい出来栄えでした。保護者の皆様にもたくさんの応援を頂きました。
何よりも素晴らしかったのは、見事な運営でした。ここまでの準備と、本番の12年生のリーダーシップを痛感しました。一つの種目が終わる度に、片づける生徒と、次の準備に入る生徒が機敏に動き、合間でジーッと待つようなところが一つもありませんでした。水曜日の予行の最後に、「今日の予行から土曜日の本番までに、どれ程、変えることができるか、それが皆さんの力の見せどころです。」と生徒を鼓舞した通りの変化を見ることができました。
今回の運営の背後には、9年生が昨年StageⅡ体育祭のリーダーとして、運営を任されていたという経験が大きく響いていると思います。すでに一度、全体をみて自分の役割を果たすということをやってきた経験が、9年生の動きをスムーズにし、ひいてはStageⅢ全体の運営をスムーズにしていたといえます。
2週間後に迫ったStageⅡ体育祭に向けて、8年生のリーダーたちが観戦し、しっかりとお姉さんたちの動きを学んでいました。こうして、上級生から下級生へと大事なことが受け継がれていくのでしょう。
子どもたちは、任され、やってみることを通して、確実に成長していきます。教師は、やらせてみる信頼感と、成功するよう陰から上手くサポートすることが求められているのだと思います。次は、2週間後のStageⅡ体育祭がとても楽しみです。