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小学校
校長より
2022.08.22
丘の学び舎 その181

あっという間に、夏休みもあと一週間となりました。久しぶりに行動制限のない夏休みでしたので、子どもたちは感染予防に努めながらも、楽しい夏を過ごせたことでしょう。そろそろ宿題が気になっている人がいるかもしれませんね。
先日、学校の正門を入ってすぐ右手の崖の上の方に、百合が一輪咲いているのを見つけました。野生の百合です。ここ数年、崖の下には何本か咲いていたのですが、これ程高いところに、それも、真っすぐ天に向かって咲いているのを見て、思わず写真を撮ってしまいました。ところが、なんと、二日後ぐらいには、3本に増えていたのです。本当に驚きました。
旧約聖書のイザヤ書には、「神様が救いに来てくださる時、荒れ野に水が湧きいで、荒れ地に川が流れる。砂漠は花を咲かせる。」と書いてあります。この百合の花を見た時に、そんな荒れ地に生え出た花、喜びのしるしを見る思いがしました。
百合の花は、小林聖心の校章にも描かれているように、真っすぐで清らかな心の象徴として用いられます。マリア様の心が百合の花にたとえられる通りです。このところ、お花屋さんには、たいそう立派なカサブランカばかり並んでいて、テッポウユリは注文しなければお目にかかれない程です。やはりテッポウユリがいいですね。しかも、崖から突然生え出で、力強く天に伸びていく、このシンプルな野の百合に、心洗われる思いがしました。こんな崖で、どうして百合の花が増えていくのかはわかりませんが、きっと自然の摂理で運ばれたところで、一生懸命咲いているのでしょう。
始業の日が近づいてきます。実りの秋もやってきます。1年生~12年生、それぞれの課題に向かって、しっかりと伸びていきますように。

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