校長より
2022.08.01
丘の学び舎 その180
いよいよ8月です。先週に引き続き、夏の学校の風物詩をお届けします。今日は、小学校校舎前のヒマワリです。いよいよ出番という感じで、咲き誇っています。残念ながら、小学生は夏休み中登校しませんので、このヒマワリは子供たちに見てもらえないかもしれません。せめて、ブログで紹介します。
ヒマワリという名前が、太陽に向かって咲く花の姿に由来するように、小学校校舎前のヒマワリは、ギラギラの太陽のもと、元気な顔をあげて、しっかりと立っています。まさに、顔ということばがぴったりです。そばに近づくだけで、まん丸の元気な顔で、挨拶してくれます。
しかし、今年は、ヒマワリを見ると、あの不朽の名作、映画「ひまわり」のラストシーンを思い出してしまいます。ウクライナで撮影されたヒマワリ畑です。黄色い花が揺れる一面のヒマワリ畑が、悲しい結末を包み込むかのようなテーマソングとともに、今でも鮮やかに蘇ってきます。ロシアによるウクライナの軍事侵攻以来、この映画が再び注目を集めているのが、何かわかる気がします。
ヨーロッパの穀倉地帯として知られるウクライナは、世界最大のヒマワリ油生産国でもあります。ですから、ウクライナでヒマワリといえば食用です。かの地の戦闘の影響が、私たちの食卓にも出始めているようですが、あのヒマワリ畑の辺りは、今頃、どうなっているのでしょうか。黄色い花が揺れていることを願うばかりです。
学校は、中高生が、クラブ活動や自習のために登校してきています。今週は、近畿カトリック学校連盟の試合が各地で行われます。本校は、ソフトボールの試合の担当校となっています。ヒマワリのように元気で熱戦を繰り広げてくれることでしょう。私も暑さに負けず、応援したいと思います。