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校長より
2022.04.04
丘の学び舎 その165

2022年度が桜とともに始まりました。開花したと思ったら、一挙に花冷えで、今年は少し長く楽しめそうです。道行く方々がみこころ坂で足を止めて、お花見を楽しんでくださっています。心和む風景です。
学校は、今週の水曜日、まず中学校入学式から始まります。そこから高校入学式、始業の日と続き、そして、最後が来週月曜日の小学校入学式です。これで、今学年度の1年生~12年生が揃います。
桜のような晴れやかな気持ちで新学年を迎えたいところですが、コロナと共に迎える3度目の新学年となってしまいました。その上、すでに第七波への警戒が高まってきているようです。世界では、ウクライナをめぐる悲しいニュースが後を絶たず、心の痛みを覚えずにはいられません。さらに、日本各地で地震が発生し、巨大地震の予兆ではないかと、不安な思いに駆られます。このように書き連ねていると、容易に希望を見失いそうになってきてしまいます。
教会では、4月17日に、イースター(復活祭)を迎えます。イエスが闇の世界から光の世界へと移されたこと、そして、私たちも、その光に招かれているということを祝う時です。ここにこそ、私たちの希望があります。「希望は失望に終ることはない。なぜなら、わたしたちに賜わっている聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからである。」というパウロの言葉に信頼し、新しい学校生活を、希望のうちに始めたいと思います。小林聖心98年の歴史は、まさにこの希望によって支えられ、導かれてきたのですから、99周年の今年度も、神様への信頼を失うことなく、お預かりする子供たち一人ひとりが成長し、新しい命へと導かれることを切に願いながら、先生方と力を合わせて、学校づくりを進めて参ります。

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