高等学校
2022.03.25
修学旅行2日目
修学旅行2日目の様子をお伝えします。
1日目の昨日は雨が降りましたが、
午前中は、3つのグループに分かれての研修を行いました。
聖母の騎士修道院コースでは、アウシュビッツ強制収容所で刑罰を受ける人の身代わりとなって亡くなったコルベ神父の記念館、敷地内のルルドの見学をし、神父様のお話を伺いました。 平和というのは家族を大切にすることが基本で、 そこから始まるという内容で、 生徒たちの心の深いところに響いたようでした。
外海コースは、遠藤周作記念館、ド・ロ神父記念館、 旧出津救助院、出津教会、黒崎教会を巡りました。ド・ ロ神父が、 女性の生活と自立の為に尽力されたお話をシスターからお聴きし、 現代のSDGsを先駆的になされた方だと、 生徒たちは感じたようでした。
長崎歴史文化博物館コースは、博物館を見学し、 歴史や文化を学びました。
午後からは、班別に自主研修の時間を楽しみました。 班ごとに計画した日程にしたがって、長崎の街を満喫したようです。 夕方、ホテルに帰ってきた生徒たちの手には、 いっぱいのお土産が、 そしてその表情には満足そうな笑顔があふれていました。
夕食後、大浦天主堂での『み言葉の祭儀』に参列しました。大浦天主堂の神父様は、この教会で隠れキリシタンの存在をお知りになった当時の外国人神父と、弾圧されながら、外国から司祭が来る予言を信じていた信徒たちの出会いについて話して下さいました。禁教令の中を生きる信徒たちにとってどれほどの救いであったかを想像すると、涙が出そうになりました。
この修学旅行を通して、それぞれの教会の神父様のお話を直に聞く機会を得たことで、生徒たちは、希望の作り手として、自分達の今後の生き方、立ち振る舞いについてどうするべきかを見い出したようです。
3日目の明日は帰途につきます。