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校長より
2022.01.10
丘の学び舎 その154

明けましておめでとうございます。新年最初のブログとなります。2022年が皆様にとって恵み豊かな年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
1月7日、小中高とも始業の日を迎え、子供たちの声が小林の丘に戻ってきました。急激な感染拡大による第六波到来のニュースに、不安は尽きません。児童生徒からの年賀状には、昨年、少しずつ行事が戻ってきたことへの喜びが綴られていましたので、今年度の締めくくりとなるあと3ヶ月も、学校生活ならではの貴重な日々となるよう、先生方と力を合わせて参ります。
いつもお世話になっている植木屋さんが、今年も新春の盆栽を届けてくださいました。受付を入ったところの正面に飾ってあります。雪景色の日本庭園の情景が鉢の上に見事に表現され、松に梅・・・、と眺めているだけで穏やかな気分になります。今年は、かわいらしい羽子板と羽根も飾られています。盆栽の雪の上に降り立つ優美な二羽の鶴が、平和に満ちた雰囲気を醸し出してくれています。鶴は、人間と神様をつなぐおめでたい鳥といわれますので、新年にあたり、神様の祝福を伝えてくれているのでしょう。
教皇フランシスコは、今年も1月1日「世界平和の日」にあたり、メッセージを発表されました。恒久的平和を築く手段として、対話、教育、就労について語られた後、少しでも多くの人が、「謙虚さと忍耐を忘れずに、その日その日に平和の『職人』となれますように。」という言葉で締めくくっておられます。職人ですから、知恵を使い、心を込めて手足を働かせ、一日一日、コツコツと働くことが求められます。それぞれが生活する場で、そんな「平和の職人」となることができたら、私たちの社会はどれ程あたたかくて思いやりに満ちたところとなるのでしょうか。
この一年、神様ご自身の平和に与り、「平和の職人」としていただけますよう、また、この学校で成長する子供たち自身が「平和の職人」として広い世界へ飛び立っていけますように、祈りたいと思います。

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