小学校
2017.07.26
6年生国語 校内公開授業
西日本私立小学校連合会の全国夏季教員研修会が、8月に開かれます。その際、本校の6年生の国語の授業を、全国の私学の先生に公開することになりました。
それに先立って、7月13日(木)に、8月にする授業と同じ内容で別のクラスで授業を行い、校内の先生に授業を公開しました。教材文として「味方をつくらない(山極寿一)※」を読んだ上で、筆者の主張に対して、賛成派、反対派に分かれ、議論を行う授業でした。「話す」「聞く」「読む」「書く」の4つの力を全て使った授業で、子どもたちの頭が50分間ずっとアクティブに働いている様子が印象的でした。
早速、その日の放課後には、授業の事後検討会が開かれました。授業の内容や構成、指導技術、子どもに身につけさせる力などについて、教員同士が活発に議論を交わしました。授業者は、この日の議論を活かしながら、8月の本番の授業をブラッシュアップしていきます。
本校では、校内の「研究推進部」を中心に、実際の授業をもとに、教員同士が対話しながら力を高め合う校内研究を毎年実施しています。今回の教員への授業公開もその延長線上にあるものです。先生が学ぶからこそ、子どもたちにもその学びの雰囲気が伝わっていきます。それぞれの教員が、校内研究での学びを毎日の授業に活かしています。
※山極寿一『世界を平和にするためのささやかな提案』から。
※山極寿一…1952年生まれ。霊長類学者・人類学者。現在、京都大学総長。