高等学校
2015.08.03
フィリピン体験学習便り その9
10日目は、この体験学習の締めくくりとして各自でゆっくりと体験を振り返った後、2時間をかけて、全体での分かち合いを行いました。感じたこと、気づいたこと、そして考えたことなどを通して、何を呼びかけられているのか、そして、日本に戻ったら、何を大切に生きていきたいのか等、フィリピンでの体験のすべてを通して、一人ひとりの心の深いところで起こっていたことが、グループ全体の実りとなっていきました。「振り返り」と「分かち合い」と「祈り」、これこそがこの体験学習の学びを本物にするための学びでした。
最終日は、フランシスコ会の佐藤神父様においで頂き、体験学習締めくくりのミサに与った後、フィリピンでの最後のメリエンダ(おやつ)を頂いて、空港に向かいました。
11日間のフィリピンの方々との出会い、心の交わり、地球的規模の課題への関心など、高校生の柔らかい頭と心で体験したことを、将来の生き方につなげていってほしいと心から願っています。
最後に、お世話になったシスター有田、ハロハロ会の小張彩子さん、そして、私たちを温かく迎えてくださったすべての方々に心から感謝致します。
校長 棚瀬佐知子