小学校
2015.01.16
震災のお祈り会
今日は聖堂で震災のお祈り会がありました。阪神淡路大震災から20年。
本校では当時小学6年生だった江川真理子さんを亡くしました。今日は江川さんのお母様と同級生も来校され一緒にお祈りを捧げることができました。
お祈り会では、江川さんの同級生である久留島先生から地震当日の朝の様子や、急に友達を失うことについてお話ししていただきました。
小学6年生の時に別れがきてしまった江川さんでしたが、その後も沢山の友だちが江川さんを感じた瞬間があったそうです。それは、高校3年生最後の体育祭の日のこと。雨も降っていないのに空に見事な虹がかかったそうです。その虹を見て、「きっと江川さんだ」と、皆が口々に話していたと言います。
20年前、確かにわたしたちは大切なものをたくさん亡くしました。
しかし、本当に大切なものは心の中に今でも生き続けているのだな、と再確認したお祈り会となりました。
在校生は、もうあの震災を知りません。しかし、今の生活があるのは当時大勢の方が復興に向けて全力を尽くしてくださったからだという事を、忘れないでいて欲しいと思います。