校長より
2023.02.28
丘の学び舎 その134
いよいよ3月を迎えます。3月といえば、子どもたちにとって楽しみな雛祭りがやってきます。小学校では、1ヶ月ほど前から、雛人形が飾られています。7段飾りで、たいそう立派です。子どもたちは、前を通る度に、嬉しそうに眺めています。
桃の節句は、季節の節目となる五節句の一つです。どの「節句」でも、伝統的に、邪気を祓うための行事が行われてきました。桃の節句では、特に女の子の健やかな成長を願って祝われます。
2月には、「節分」もありました。季節を分ける各季節の始まりの日(立春、立夏、立秋、立冬)の前日が「節分」です。本来は4回あるわけですが、今では立春の前の日がよく知られており、邪気を祓うために、豆まきをする慣習があります。
私たちの生活の中の「節目」も色々あります。節目を丁寧に過ごすことで、人生を豊かにすることができます。学校で最も大切な節目は、学年末という節目です。一つの学年を終え、次の学年を準備するときです。
小林聖心の小学生は、この大事な節目の時を、感謝と共に過ごします。お世話になった方々、ともだち、学んだこと、自分を取り巻く自然や頂いた食物等、そして、いつも一緒にいてくださった神様。感謝こそ、さらに伸びていくための、節を作ってくれます。しっかりとした「節」を作り、強くてしなやかな竹のように、新しい学年も伸びていけますように。