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校長より
2023.02.20
丘の学び舎 その133

先週、ニュージーランドのシスターAnne Corryが、小林聖心を訪問してくださいました。聖心会総長の顧問のお一人で、普段はローマの本部でお仕事をしておられますが、世界中をまわって、聖心女子学院や聖心会の修道院を訪問することも大事なお仕事です。

シスターAnneには、小林聖心で、どうしてもお連れしたいところがありました。それは、ミッショナリーのマザー方が眠っておられる墓地です。その中のお一人に、マザーElizabeth Sprouleというニュージーランド出身のマザーがおられます。日本に最初に派遣された4人のシスターのお一人で、20代の若さで、日本に来てくださいました。長い間、小林の子どもたちに英語を教えてくださいました。小学校1年生から英語を楽しく学ぶ学ぶ伝統は、きっとこのマザーから始まっているのでしょう。

シスターAnneをお墓にお連れし、一輪のお花をたむけていただきました。多分、ニュージーランド国籍のシスターがマザーSproule のお墓を詣ってくださったのは、初めてではないでしょうか。シスターAnne は、目に涙をいっぱい浮かべて、お祈りしておられました。115年前に、自分の国のシスターが日本に来て生涯を捧げ、この小林で眠っているとは、本当に感慨深いことだったと思います。横で一緒に祈った私にとっても、恵みの時でした。「マザーSproule、ニュージーランドからのシスターですよ。嬉しいでしょう!」と思わずお墓に向かって声をかけてしまいました。

お墓の後は、校舎を案内しました。1年生や4年生が歌を歌って歓迎したのを、シスターAnne はとても楽しんでくださいました。

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