厳しい寒さが続いています。ロザリオヒルの梅の蕾が、ようやく開き始めました。学校は、学年末に向かって締めくくりの時期を迎えています。
今年度も、オンラインを利用した国際交流が様々な形で行われています。その中の一つに、フィリピンのSTC(聖テレサ学院)との交流があります。毎年、フィリピン体験学習で訪れて交流している、由緒あるカトリックの女子校です。小林聖心とは40年近い交流を通して、友情を育んできています。ここ2年間、フィリピン体験学習が実施できなくなりましたので、その代わりにオンラインによる交流が行われています。昨年度は7年生、今年度は8年生と6年生が交流会を行いました。
小学校では例年、短期留学生として小林聖心を訪れる、オーストラリアやアメリカの姉妹校の高校生と交流しますが、今はそれも叶いません。そこで、今年は「Global Day」という企画で、オンラインによる交流をSTCと行うことになりました。STCの子供たちのリードのお陰でスムーズに対話が流れていきました。対面で話すとドキドキするようなこともありますが、スクリーンを見ながら話す方が、話しやすいのでしょうか。6年生が、堂々と英語でコミュニケーションができていることに、感心させられました。
8年生は昨年に引き続き、2回目の交流となります。もうすっかり慣れている様子で、互いの文化について、また、学校の話や環境問題の取り組みなど、多様なテーマで意見交換をしていました。STCの生徒が、「小林の生徒に本当に会いたい」という感想を述べていたことをSTCの先生から伺いました。
フィリピン体験学習が再開して、STCへの訪問が叶う日が早く来ますように。そして、いつか、STCの友達を、小林聖心に迎えることができますように。コロナ禍にあっても、子供たちの世界は、どんどん広がっています。
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校長より
2022.02.21
丘の学び舎 その160