待降節も第三週を迎えました。3番目の日曜日は、喜びの日曜日。リースのピンク色のろうそくに火が灯されます。いよいよイエス様が来てくださるという喜びを味わう時です。校内では、ウィッシングに向けての準備が大詰めを迎えています。小学校も、中高も、本来の形のウィッシングではお祝いできませんので、今年も小さい規模での行事となります。いよいよ学校のクリスマス気分が高まってきています。
先週の木曜日、「ようこそ聖心の丘へ」というプログラムで「キリスト教が教えてくれるクリスマスのメッセージ」と題したお話をし、対面と動画という両方の形で、ご参加いただきました。皆様とクリスマスの喜びを分かち合えたことを、大変嬉しく思っています。
ところで、クリスマスのお祝いで必ず朗読されるのは、「今日、ダビデの町で、あなた方のために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。」(ルカ2:11)という天使のメッセージです。その「今日」とは、日々訪れる「今日」。そして、誰にとっても特別な日となり得る「今日」です。目覚めて気づくことで特別な「今日」となります。また、救い主がお生まれになるのは、ダビデの町に限った話ではありません。今、自分の生きているこの場が、そして、自分自身が、救い主のお生まれになる場です。2021年のこの時、この場で生きている私に、救い主はお生まれになりたいのです。「今日、あなたのために、救い主がお生まれになりました!」という喜びの便りを聴くように、私たちは招かれています。
クリスマスは、何といっても、いのちと愛と喜びのお祝いです。生まれてきてよかった、神様の慈しみによって自分が存在しているのだということを、確認する時です。ですから、プレゼントを交換します。今年も、互いの存在(プレゼンス)を祝うクリスマスを迎えたいですね。
今週行われるクリスマス行事を通して、児童生徒たちがそんな喜びを味わうことができますように願いながら過ごしていきます。
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2021.12.13
丘の学び舎 その152