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校長より
2020.05.15
丘の学び舎 その53(中高生版)

中高生の皆さんへ
今日は、5月の爽やかな風と木漏れ日をお届けしたいと思います。この写真は、どこで撮ったものかわかりますか。お茶室の入り口付近です。風を受けて優しく揺れる木漏れ日を眺めているだけで、とても落ち着く空間です。
光には季節がありますね。「春の光」というように、特に春は光が美しいです。太陽の高度が徐々に高くなり、日照時間も日に日に長くなるからでしょう。明るく柔らかい光、自然を美しく輝かせてくれる光です。
風にも季節があります。「風薫る五月」と時候の挨拶で用いられるように、青葉若葉の中を吹きわたり、爽やかで新緑の香りを感じさせられる初夏らしい風です。
小林の丘は、今、そんな光と風に満ちています。
校庭を歩きながら光と風を感じていると、「わたしは世の光である。わたしに従うものは暗闇の中を歩かず、命の光を持つ。」(ヨハネによる福音書8:12)と仰ったイエス様を思い出します。光というと、まばゆいばかりに差し込む強烈な光を想像しがちですが、イエス様という光は、春の光に近いのではないでしょうか。温かく活き活きとした「命の光」です。
また、イエス様は風です。復活なさった後、イエス様は弟子たちの真ん中に立ち、彼らに息を吹きかけて(風を送り)、「聖霊を受けなさい」と仰いました。(ヨハネによる福音書20:22)聖霊は神様の「愛の息吹(風)」です。一人ひとりの生命の始まりに、生きるようにと鼻に吹き入れてくださった「命の息」です。この世での使命を終えて天の御国に上げられたイエス様は、今は姿が見えませんが、神様とともに愛の息吹をずっと送り続けてくださっているのです。
小林の丘に満ちる光と風が皆さんのもとに届きますように。そして私たちも、柔らかく、爽やかに、そして、活き活きと、今日も過ごせますように。

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