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校長より
2020.05.05
丘の学び舎 その45(中高生版)

中高生の皆さんへ
5月5日、こどもの日です。少しは気分を変えて、いい日を過ごすことができますように。
今日は、私の「こどもの日」の思い出を、分かち合いたいと思います。多分、皆さんもそうだと思いますが、どこか楽しいところへ連れていってもらったとか、美味しいものを作ってもらったとか、ということはもちろんあります。しかし、「こどもの日」といったら何よりも思い出すのが「菖蒲湯」、いわゆる菖蒲の葉っぱの入ったお風呂です。知っている人もいるでしょうか。5月5日のお風呂は楽しみでした。菖蒲の葉が醸し出す独特の香りは今でも忘れられません。頭に巻くとよいということで、長い葉っぱを一つ取って、鉢巻のように巻いて結び、得意げに湯船につかっていたことを思い出します。
古くから、菖蒲は心や体を元気にしてくれる植物であると考えられていました。また、厄除けにも用いられてきました。ですから、子供たちが災難から免れ、健やかに成長することを願って、「こどもの日」に「菖蒲湯」という習慣が生まれたようです。「菖蒲湯に入ると、健康で無事に過ごせるという言い伝えがある。」と親から教えられ、私は何気なく楽しんでいました。
現代、こうした習慣が残っているのかどうかはわかりませんが、大人が子供たちに願う気持ちに変わりはありません。特に、ウィルスの拡大というような今回の事態に遭遇し、ご家族の皆様は、どんなに皆さんの健康と安全を願っておられるでしょうか。
今日の「こどもの日」にあたり、神様の豊かな祝福が皆さんの上にありますように、特に祈りたいと思います。いわゆる幼い子供だけではありません。中高生になっても何歳になっても、私たちは、皆、天の父である神様にとって大切な子供です。世界を脅かすウィルスという災難から私たちを守り、健やかでいてほしいとどれほど願っておられることでしょうか。自分の正直な気持ちや、心配なこと等、何でも神様にお話してみてください。神様はきっと一人ひとりを祝福したくて待っておられると思います。

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