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校長より
2020.05.01
丘の学び舎 その43(中高生版)

中高生の皆さん
桜が終わったと思ったら、今度はツツジの美しい季節を迎えました。色鮮やかな花をたくさん咲かせたツツジを見ると、何故かバザーや学院祭の情景が頭をよぎります。いつもツツジのシーズンに開催していた行事だからでしょうね。本来であれば、5月1日がStudents’Day、2日がCome and See Dayでした。きっと、今頃はみんな一生懸命働いていたのだろうと想像すると、準備してきたコミティーのためにも、クラブのためにも、本当に実現させてあげたかったという思いに駆られます。
今回の学院祭のスローガンは「Sprout ~あなたから始まる~」でした。このスローガンがこのまま終わってしまうのはあまりにも残念ですので、今日は「Sprout」の話をすることにします。
初めてこのスローガンを知った時に、なんて素敵な言葉を選んだのだろうと感心しました。「芽や葉などが生長し始める」という動詞、あるいは、「新芽」や「若枝」そのものを指す名詞としての「Sprout」。100周年に向けて、聖心の生徒としての土台をしっかりと固めながら、新しい芽を出し伸ばせるよう、一人ひとり自覚をもって進んでいきましょう、という呼びかけが込められていたと伺っています。
私の中で「Sprout」は、何かを突き破って、勢いよく出てくる活き活きとしたものというイメージです。まさに、この季節、校庭やロザリオヒルで見つけることのできる新芽や若枝に「Sprout」を見ています。
まだ新学年になって一度もお会いできていない皆さんですが、1年生から12年生まで1037名の児童生徒を思い描きながら、まさに皆さんが「Sprout」として、未来の小林聖心を創ってくださるのだということに大いなる希望を感じています。今年は97周年。こんな大変な年があったのだと、きっと語り継がれていくことでしょう。「~あなたから始まる~」という言葉通り、一人ひとりが小林聖心の「Sprout」になることができるよう、今、この時を、自覚をもって過ごせますように。

ロザリオヒルのツツジ

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