震災から30年 「阪神淡路大震災 お祈り会」を行いました。
30年という月日が流れましたが、多くの方の犠牲と苦しみを忘れることなく、その記憶を私たちの心に刻み続けることが今日を生きる私たちの使命であること、震災後の人々の努力のおかげで、今安全な生活ができていることに感謝し、みんなで祈りを捧げました。
そして、元副校長 森本幸一先生をお招きし、当時の様子をお話しいただきました。水道ガス電気がない生活、公共交通機関が全くストップしてしまった状況、学校に登校できなかった期間のこと、お友達を一人失った悲しみなどをお聞きしました。
共同祈願ののち「しあわせ運べるように」を歌い、この震災の記憶を忘れずに防災の備えを行い、困っている人に手を差し伸べみんなで支えあうことができますように、私たち一人一人が希望の光を広げることができますようにと祈りました。
一人の児童の共同祈願を紹介します。
【今日で阪神淡路大震災から30年が経ちました。この震災で6,434名もの尊い命が失われました。
その中には、私の叔母も含まれています。私と同じ小林聖心に通い小学校生活の途中で命を奪われました。叔母と同じ小学校6年生を迎えた私は今、叔母が夢見ていた未来を生きています。叔母の代わりに、この学校での毎日を大切に、笑顔で楽しく過ごしていきたいと思います。それが叔母にとっても私にとってもうれしいことだと思います。
阪神淡路大震災以降の30年の間に東日本大震災をはじめ、震災で亡くなられた多くの方々が天国で平安に包まれますように。そして、私たちがこれからの人生を希望を持って歩んでいけるよう、天国から見守ってくださいますように。困難な中で助け合い、生き抜いた人々の思いを、私たちが未来に伝えていけるよう、神様お導きください。】