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校長より
2024.07.02
丘の学び舎 その169

7月に入り、学校はいよいよ夏休みに向けての準備の時期です。雨雲レーダーばかりを眺める日々ですが、色とりどりの紫陽花が心の慰めです。

 

先週の水曜日は、学院を挙げて、「イエスのみこころの祝日」を祝いました。創立者の祝日と並ぶ大きなお祝いです。小林聖心の子供たちにとっては、自分は何を学ぶためにこの学校に招かれたのか、アイデンティティを見い出すチャンスです。学校のキャンパスで、いつも手を広げて待っていてくださる「みこころのご像」の台座には、「我に来たれ」と書いてあります。イエス様のもとに駆け寄り、限りない愛を受けて生きる喜びをいただくのみならず、そのイエス様の心から学び、似たものとなっていくためにこの学校に招かれたのだということに気づくことができれば幸いです。

 

1年生から12年生まで、ごミサやみ言葉の祭儀で祝日を祝ったのちは、それぞれの学年に相応しい作業をします。この経験を通して、少しずつ本物の「みこころの子供」になっていきます。Stage Ⅰは日頃できないところを一生懸命磨いたり、きれいにしたりします。Stage Ⅱはフィリピンの子供たちが楽しく文字や算数を学べるよう、教具を作ります。Stage Ⅲは、障がいをお持ちの方やご高齢の方々を手助けできるよう、具体的なスキルを学んでいきます。

 

人間は自分の幸せだけを追求していると、本当の意味で幸せにはなれないでしょう。人のために何かをして、人が喜んだことが嬉しい。それが本当の幸せであるということを「イエスのみこころ」から学ぶことができますように。

 

 

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