校長より
2023.10.17
丘の学び舎 その155
一雨毎に、秋が深まってきています。今日は、校長室からの音の風景をお伝えします。本館の中庭に面し、1階の音楽室にも2階の講堂にも近く、そしてセンター下の子どもたちの動きも伝わってくる校長室です。
まずは、鳥のさえずり。一年を通して、様々な鳥たちが集まってきます。校舎が静まり返っている時など、木漏れ日を通して、聴こえてくる鳥のさえずりに、心癒されます。
コロナの間、全く聞こえなかった子どもたちの歌声が、今年は、本格的に戻って来ています。音楽室から、それぞれの季節の行事を準備する歌声が響いています。最近は、10月の「感ずべき御母の祝日」で歌う歌や、11月の追悼ミサでの歌。そして、何よりも力がこもっているのは、12月のウィッシングで歌うクリスマスの歌の数々です。初めてハレルヤに挑戦する7年生は、特訓が続いています。授業の度に少しずつ進歩していくのがよくわかります。そして、授業が終わると、校長室の前を通って、自教室に戻る子供たちが、ひたすら「ハレルヤ!」と熱唱しています。とても微笑ましいです。
講堂からは、色々なプログラムに取り組む様子と子どもたちの声が聞こえてきます。プレゼンテーションが終わって拍手をしている音。行事の準備をしている音。学年集会で盛り上がっている音。何か楽しいことがあったのでしょうか。女の子独特のキャーと騒ぐ声も聞こえてきたりします。
昼休みになると、パン販売の業者さんが車で駆けつけ、お店を出してくださいます。4限目の授業が終わるやいなや、いそいそと子どもたちが集まってきます。昼休みならではの、弾んだ声が聞こえてきます。
四季折々の変化の中で、子どもたちの様子を伝えてくれる音の風景。静かに耳を傾けながら、一人ひとりの成長を祈る日々です。