小学校
2015.03.23
信者の集い 〜ユスト高山右近から学ぶ〜
3月23日(月)、小学生23名が集まり、信者の集いが開かれました。この日のテーマは、「ユスト高山右近」。高山右近は戦国時代のキリシタン大名で、キリスト教が禁止される中でも信仰を守ることを貫き、領地や財産を捨て、最後はフィリピンのマニラで亡くなります。
午前中は、川邨神父様から高山右近の生きた時代背景や高山右近の人生についてお話をしていただきました。その後、DVDで高山右近の列聖・列福に向けたカトリック教会の活動について知りました。「ユスト高山右近の歌」をみんなで歌っていると、登場したのは…「うーこんどの」! 高山右近をモチーフにした大阪教区公認のキャラクターです。武将なのに刀は持っておらず、十字架を持っています。みんなで質問したり、記念撮影をしたりして、楽しい時間を過ごしました。
午後は、高山右近と和田惟長(右近の親友だったのに、後に戦うことになる)の関係についてのお話を伺いました。「ヤマアラシのジレンマ」という言葉や「あらしのよるに」のあらすじをもとに、近いからこそ生まれる嫉妬や憎悪、そして友達との戦いの中で神と出会い、人のことを思いやることができる人へと変えられていく右近について知りました。私たちの生き方にもつながるお話でした。
最後は、もう一度「うーこんどの」に登場してもらい、「うーこんどの」の写生大会が開かれました。高山右近という一見すると真面目で難しそうに見える人生について学ぶときに、「うーこんどの」という親しみの持てるキャラクターが一緒にいることで、子どもたちの心に残る学びができたと思います。