正門付近のカウントダウンボード「夏休みまであと何日」が、とうとう「0」となりました。小学校では金曜日に終業の日を終えて、今日からそれぞれの学年の活動。中高は学年行事を先週終えて、今日、終業の日を迎えました。それにしても、先週末から、暑い毎日です。一挙に本格的な夏を迎え、セミも元気に鳴いています。
4月からの生活を振り返ると、学院を挙げての「Courage & Confidence~勇気と信頼~」の日々であったように思います。コロナが新しい段階に入り、学校生活に活気が戻るとともに、お祝い行事が続き、とても豊かな3か月余りを過ごしました。児童生徒の「Courage & Confidence」を、様々な場面で見せてもらいました。子どもたちにとっては、きっと一生の思い出となるようなできごとがあったことでしょう。
学院が100周年を祝っている今年、世界も日本も、たくさんの不安を抱えて、手探りの中、進んでいるようです。90周年を祝った10年前の小学校1年生が、今や高校2年生です。あの時には想像もできなかった世の中の変化や、私たち自身の意識の変化を思うと、現在の小学生が高校生になる時の世界はどうなっていることかと、考えてしまいます。しかし、小林聖心が歩んだ100年も、同じように変化し続けてきました。どんな時代にあっても、学校の使命は、子どもたちが生まれてきたことの意味を見出し、生来の資質を伸ばして、喜びを持って他者とともに生きていけるよう、育んでいくことに他なりません。教師自身も変化を柔軟に受け止めながら、目の前の子どもたちに向き合っていきたいと思います。
夏休み中、普段とは異なる生活の中で、子どもたちが本物に触れ、人と出会い、自分で考え、感動に心を振るわせ、豊かな時を過ごすことができますように。神様の祝福を祈り続けたいと思います。